以前からソーシャルメディアに関する書籍を読まないと思っていたのだが、なかなか読み途中の本が読了できず今までずるずるときてしまった。
先日本屋に寄った際に、この本を見つけ、見た目からして軽そうな印象をもったので、手始めに買ってた。
ソーシャルメディアマーケター美咲 新人担当者 美咲の仕事帳
見た目の軽さとは違って思っていた以上に得るものがあり、特にクライアントと接する機会が多い方や、自社の広告を担当している方は読んでおいて損はない。
内容を一部下記で紹介する。
ソーシャルメディアが流行っているから、それを使って何かをしようとする考え方では、大抵は失敗してしまう。それは「手段の目的化」が起きているからである。目的が明確でないから、目的の達成度合いも曖昧になってしまう。目的を明確にして、目的を達成するための方法として最適なものを選択することが正しい方法である。
ソーシャルメディアにもでできることと、できないことがあり、問題をなんでも解決してくれる魔法の杖ではない。ソーシャルメディアは、潜在顧客の育成や既存顧客のファン化に効果を発揮しやすい特性をもつ。
また上記のことから、評価方法は「投資対効果」である。
- 費用対効果
- ROAC:Return On Acqisition
- 投資対効果
- ROMI:Return On Marketing Investment
ここで言っている費用対効果は、費用の投下を止めると、同時に成果も止まってしまう施行を指す。たとえば、リスティング広告やアフィリエイトプログラム、ダイレクトメールやチラシなど。
このような場合の評価方法は費用対効果があっている。しかしソーシャルメディアの特性を考慮すると評価方法は投資対効果にするべき。
本書では、内容とは別に図解の見やすさが印象的だった。企画書作られる方には参考にできるものが多かったので、一見の価値ありだ。