最近また本を読んでいるが、この本は面白かった。食品業界の仕事の関係上、「クックパッド」はずっと気になっていた。以前このブログで紹介させてもらった「御宿かわせみ」へ行った際にある雑誌を読んでいたのだが、そこでもクックパッドの代表取締役社長の佐野陽光氏を紹介していた。また会社の先輩からもこの本を薦められていたので気にはなっていた。ふと本屋へ立ち寄った時に目についた。つい買ってしまいました。
クックパッドの制作者はすべてにおいてロジカルに考える。なぜrubyで作ったのか?検索技術、サイト運営のあり方などすべてにおいてである。確かにクックパッドで検索をしてみると反応が気持ちいいくらい速い。これは主婦が夕食のレシピを検索して、反応が遅いとすぐにそのサイトからさってしまうという事実から検索結果はすぐに表示されなければいけないとロジカルに考えた結果の代物である。また検索結果もよく考えられたもので、例えば普通のレシピサイトでは「にんにく」と検索したとき、にんにくひとかけでも使っていればそのレシピは検索結果に引っかかり、検索結果は膨大なものになる。これでは検索で絞り込んだ意味も薄れる。しかしクックパッドではこのようなことはなく、しっかりとにんにくをメインにすえた料理が検索結果にでてくるようになっている。これを実践することはかなり大変なことだと思われる。
このほかにもクックパッドの凄さがたくさん紹介されているが、きりがないのでこの辺でしまいにする。気になる方はつづきは新書で。