まんがでわかる7つの習慣を読んでみた(その2)

前回の続きで「まんがでわかる7つの習慣」をまとめる。

2. 終わりを思い描くことから始める

コーヴィーによると「すべてのものは2度作られる」と言っていて、まずは頭の中で完成形をイメージして作られる(知的創造)。その後に実際にものが作られる(物的創造)。人生の場合も同様で、(1)人生の方向性をイメージする(知的創造)、(2)毎日生きる(物的創造)がある。「終わりを思い描くことから始める」とは、知的創造のことをいう。
人生の知的創造とは人生の脚本を作ることであり、自分の可能性から将来を想像し、良心に基づいて自分の価値観をベースにした脚本を作ることだ。

3. 最優先事項を優先する

当たり前のようなことだが、意外と多くの人が意味を誤解していて「時間を管理する」という発想にとらわれてしまっているからだ。時間は自分の意志に関係なく進むもので管理できるものではない。管理すべきなのは「最優先事項を優先する」という行動順序だ。

行動順序を考えるには、重要度と緊急度で分類した4領域で整理するとよい。縦軸が重要度で上が重要なことになる。また横軸が緊急度で左が緊急性が高いことになる。
コーヴィーは人生を充実させるためには、第2領域により集中することが重要で、そのためには第2領域を増やし、第1、3、4領域を減らすのがよいと言っている。

第1領域(↓減らす)
緊急で重要なこと・締め切りのある仕事
・大事な人との急な約束
・病気や災害
第2領域(↑増やす)
緊急でないが重要なこと・人間関係づくり
・仕事や勉強の準備や計画
・健康維持や自己啓発
第3領域(↓減らす)
緊急だが重要ではないこと・日々の電話や会議、報告書
・重要でないメールへの返信
・突然の来客対応
第4領域(↓減らす)
緊急でも重要でもないこと・待ち時間
・テレビやネットを見続ける
・だらだらとゲームや携帯を使う

4. Win-Winを考える

人間関係のパターンには、Win-Winを含めて6つある。
1番いいのかは、場合によって違ってくるものの長期的に考えればWin-Winがベストだ。Win-Winを成立させるために必要なものは、自分のWinを求めて相手に対して誠実に気持ちを伝える「勇気」と、相手にWinを与える「おもいやり」だ。
だだしWin-Winが難しい場合は、No Dealの選択が理想で、互いの価値観や目標が明らかに違うなら取引を降りることも考える。

Win-Win
自分も相手も勝つ-両者がほしい結果を得る
両者が納得する第3の案を発見する
Lose-Lose
自分も相手も負ける
相手を魔化したい一心で、自分のリスクも高く、損する行動をする
Win-Lose
自分が勝ち、相手が負ける
競争の結果、もしくはエゴを通すことで、自分だけが勝つ
Win
自分だけの勝ちを考える
自分の目的だけを考え、他人の不幸や不利、迷惑などに関心がない
Lose-Win
自分が負けて、相手が勝つ
競争したり、衝突を避けた結果、相手は満足し自分はいいなりになる
Win-Win または No Deal
Win-Winに至らなければ、取引しない
Win-Winを目指したのに、双方納得できないなら、取引をしないという選択

まんがでわかる7つの習慣

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